My Career Start
高卒フリーターからのスタート
高校時代の私は学校に馴染むことができない生徒でしたが引きこもりにはならず、不満やイライラを外に出し主張するタイプでした。そのため学校から嫌われてしまい「あなたはこの学校に合わないので出ていってください」と、予定していた進学の道も閉ざされ、高卒フリーターからのスタートとなりました。
とりあえず新宿歌舞伎町のカラオケ店でアルバイトをしながら、どうしたら否定した大人たちを見返してやれるか?ばかり考えていました。そして、レールから外れたからこそ、この悔しさを前向きなパワーに変え「自分で自分の(誇れる)人生を創るんだ」と“働く”決意が固まりました。
High Artという会社名は『 自分で自分の人生をARTする 』というこの時の決意から名づけられています
19 years old
19歳 最初の成功体験
働くといっても、就職活動の仕方がわからず、世の中にどんな仕事があるのかもわからない、そして身近に相談できる大人もいなかったため、いつも遊びに行っていた商業ビルで「1番厳しいお店はどこですか?」と聞いてまわりました。ファッション販売の仕事ならイメージが湧くし、やるとなったら一日でも早く成長したいから厳しくても実力のつく環境にチャレンジしたいと思いました。
実は女子高生ノリの残っていた私は面接で落とされてしまい、泣きついて3カ月のお試しアルバイト期間を経て正社員となったひどいスタートでした。が、努力を重ねることで〝カットソーだけ買いにきたお客様にコートも売る“、‟1時間で○枚このワンピースを売る“といったミッションもこなせるようになり、売上不振店舗に6倍の業績を出すことができた頃には、自分への自信、やっと周囲に認めてもらえた喜びを得られました。
Sales Company
「将来独立したいなら営業経験を」と飛び込んだ営業会社
1つ成功体験を積めると、もっと大きな目標にチャレンジしたいと意欲が湧くものです。「そうだ!高卒フリーターだった私は大企業のエリートサラリーマンになるのは無理だけれど、だったら自分でお店を持って社長になろう」と思い付き、起業に関する本を読みあさりました。何冊かに共通して書かれていたのが「独立したいなら営業を経験しろ」という言葉で、私はすぐに営業会社に転職することにしました。
ところが、私は再び挫折してしまいました。毎日朝から終電までテレアポを続け、外で飛び込み営業も頑張りましたが基本的に一日中拒否されるストレス、目標数字が未達成で終わる焦り、上司からのプレッシャー、どんどん辞めていく同僚たち、女性営業マンが私ひとりだったため孤独感も強く、「辞めたい」と思うようになりました。「諦めるな」という上司の言葉が引っ掛かりつつも、これといった成績を出せないうちに私は負けてしまいました。
Top Sales
24歳 絶対トップセールスになる!リベンジのため突っ走った
逃げるように退職をして爽快な気分だったのもほんの数日、すぐに後悔し落ち込みました。私がお店を経営したり会社をつくったりするなど無謀な夢なのかもしれないと、自信を失いました。諦めや逃げの先には敗北感しかないことを痛感したのです。
そこで、はじめて自分の人生の過去分析をし、未来のキャリアプランを立てました。この時だけで520冊の本を読みあさり、目標を立て、得たいものと捨てるものを明確にしました。意識に火をつける方法も準備しました。挫折しそうになった時、全ての言い訳を自分の中から排除できるようトレーニング方法も研究しました。キャリアプランとしては、次の会社でトップセールスになり、自分が一番高く評価される状態のときに小さなベンチャーに転職、社長の直下で新規事業立ち上げを経験すれば起業の練習になる、と考えました。
結果的に、この準備期間は無駄にはならず、転職した会社では入社初月から退職するまで、一度もトップの座を手放すことなく過ごすことができました。天才でなくとも、1度や2度の失敗があっても、ハンディがあっても、大量の努力の上には成功をつくれることを学びました。
Launching a New Business
26歳 小さな会社で、社長のそばで、新規事業の立ち上げを経験
目立つ活躍をすると、それ以前の経歴がどうであれ、あちこちから誘いの声がかかるようになります。ヘッドハンターと名乗る人物から突然電話がきたり、人脈の中からスカウトの声がかかったり、お客様から仕事の誘いがあったりもします。良いご縁も、胡散臭い話も、様々です。
そんなご縁の中から、20代で起業し社員数名、年商1億円ほどの規模の会社を運営し自由に自分の人生を開拓している女性社長の会社に転職をしました。ロールモデルとなる人の側で事業立ち上げの経験をしたことは、確実に起業への一歩となりました。暫くして社長は上場することを決断、ここで独立をするか、残って上場までコミットして役員となるかの選択となり、私は株式会社ハイアートを設立することを決めました。
High Art
28歳 株式会社ハイアートの設立
会社設立準備の間に、ご縁があって人材業界最大手企業のプロジェクトに参加させていただきました。初めて大企業組織を経験し、ベンチャーへの理解も別の視点から深まり、自分なりのキャリアメソッドをつくって人材紹介・キャリア支援事業をはじめました。10年ほど様々な人の就転職サポートをさせていただく中で、昔の私と同じような高卒フリーターからステップを踏み、ベンチャー企業幹部、独立起業、大手企業への転職を実現してくれる事例が積み重なっていきました。『逆転キャリア』は、まさに私が18歳の時に誓った「自分で自分の(誇れる)人生を創る人」を応援するサービスであり、気持ちを込めて日々研究を続けブラッシュアップしています。今の自分がどうであれ、可能性にチャレンジする人を心から応援しています。